アメリカの家に住み、日本人の妻を持ち、フランス人の愛人を持ち、中華料理を食べ、ドイツの車を運転する。こんな世界の「贅沢」にもでてくるアメリカの家。もちろん、一戸建の家である。広いオープンな芝生を敷き詰めた庭、開放的な2階建ての大きな木造住宅、母屋につながり併設されたガレージ、地下のユーティリティルーム、典型的なアメリカの家であり、広くて、機能的で、ゴージャスである。地下のユーティリティルームには、セントラルヒーティング装置、洗濯機、など家のインフラの要になっているものが配置されており、どちらかというと「女の作業場」である。また、ガレージは、母屋と一体的につながっており、単なる車庫というより、「男の作業場」であり、DIY用具や工具、様々な男のグッズが収められている。窓は大きく開放的で、雨戸や窓シャッターなどはついておらず、ガラス窓のみである。大きなキッチン、広いリビングルーム、とにかく広くてゆったりしているのが特徴である。アメリカの住宅価格はこのところ上昇が続いており、新築住宅着工戸数も大幅に伸び、住宅バブルが心配されたが、ここへきて、加熱した住宅ブームも沈静化してきている。アメリカでは住宅事情が地域ごとに大きくことなるため、日本のように全国一律バブル、全国一律バブル崩壊とはならない。また、地域により異なるものの、一般にアメリカでは土地代が占める割合が2-3割といわれており、日本が7-8割といわれているのと逆で、土地より、家の価値が大きい。
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