アメリカ一戸建の家のガレージはある意味で、車用の玄関であり、そのまま、リビングなどとつながっているものが多い。また、単なる自動車用の車庫ではなく男の趣味の空間という色彩が強い。最近では、ガレージを本格的な趣味の場所として、ビンテージカーを集めたり、修理したりできるスペースをもったものや、バイクの修理などができるものとか、趣味の空間として見直す動きがでている。また、車関係に限らず、コレクションの置き場であるとか、DIYの場所とか、いろいろな用途で活用されている。
アメリカのガレージは自動車2-4台入るものが多く、ガレージ用のドアは日本でいう「オーバースライダー」タイプがほとんどで、1枚もののスライディングドアが多い欧州、シャッターが多い日本と異なるが、欧州、日本も徐々にオーバースライダー型が普及していくものと見られる。また。ほとんどが自動開閉器付きであり、開閉器はHome Depot、Lowe's、Searsなどのホームセンターで販売されている他、取付専門業者から、取り付けこみで購入することもできる。ホームセンターでの値段は、$100から$700とバラエティの富んでいる。また、ホームセンターで購入してもホームセンターのサービスマンや関連取付業者に手数料を支払って取り付けてもらうこともできる。ガレージ用のオーバースライダーは$400から$1,500くらいで取り付けられる。アメリカのガレージドアの特徴は、ドア(オーバースライダー)と自動開閉器が別々のメーカーによって製造され、流通の一部オーバーラップするものの、異なるチャネルで販売される。ドアは専門取付業者ルートで販売されるのに対し、自動開閉器は専門ルートより、ホームセンタールートが大きくなっている。
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