欧州発祥の窓シャッター
ドイツの住居は、戸建が多く、一旦住み着いたら移動することが少ない。多くのビジネスマンは車で1時間位平気で通っている。引越しが少ない。戸建の窓には、窓シャッターがついている。窓シャッターは、日除け、目隠しのためで、日本のように防犯的な要素はない。実は、窓シャッターは古くから欧州で発達しており、外付けのブラインド的な使われ方が多く、内側から紐で上げ下げする方式がほとんどである。日本は、もともと雨戸の文化で、最初に窓シャッターが紹介されたのは、三和シャッターの創業者である高山萬司氏が欧州へ視察旅行を行った際に窓シャッターを是非日本に導入したいということで、日本に持ち帰ったのが始まりといわれており、いまでは、日本独自の形態として窓シャッターが発達している。欧州の窓シャッターは、プラスティック製が多く、ほとんどが内側から紐で上下する方式で、アルミ製は少なく、自動も少ない。一部ハイエンドのアルミ製自動窓シャッターもあるが、ほんの少数である。欧州では戸建だけでなく4-5階のアパートマンションの窓にもほとんどついている。一方、日本の窓シャッターはアルミ製がほとんどで、雨戸の代わりとして、防犯機能を重視しており、自動窓シャッターも多い。欧州の窓シャッターが昼暑いときに閉めて使われるのに対し、日本の窓シャッターは夜寝る時の防犯用に閉めて使われる。因みにアメリカでは、フロリダでハリケーン用の暴風用の窓シャッターが使われている以外は、窓シャッターはほとんど使われていない。
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