スペインは、住宅建設が活発で、人口4千万人に対し、大体年間50万戸の住宅着工がある。因みに日本は、人口1.2億人に対し、年間110万戸、人口当たり着工戸数でみると、日本が0.009に対し、スペインは0.012と3割以上多いことがわかる。一般に欧州はしっかりした建物を建て、長く使うことが多いことから、人口当たりの着工戸数は少なく、日本の1/3程度といわれている。また、米国は、人口は日本の倍で、新築着工戸数は日本とほぼ同じであるから、人口当たり着工戸数は0.005である。なぜ、スペインではこんなにたくさんの住宅が新設されるのだろうか。ひとつには経済的に発展する余地が他の欧州特に、ドイツやフランスに比べると高く、その分経済成長率の高いのが原因している。また、スペインは外国、イギリス、ドイツ、フランスなどの人向けの別荘需要が顕著で、多くの別荘が建てられているのがもうひとつの理由である。
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